雪解け水の音が集落に広がる3月。あたたかな陽気も、時折来る強い風も、どこか清々しい気持ちにしてくれます。
さて、3月は「季節の限定クリーム第三弾」として、ネロリの香るボディクリームをお作りました。
アトリエキクの開発チーム、薬剤師中島女史がクリーム素地と成分を試作し、香りの調整はアロマセラピストの荒木女史が担当します。
二人とも娘を持つ母、自身の妊娠中の妊娠線予防クリームの効果を話し合ったり、荒木女史も運営するアロマトリートメント室で施術するマタニティケアの知識から、妊娠時にも更年期のストレスにも両方使える精油を選んで行きました。
ネロリはビターオレンジ（ダイダイ）の白い花、この蒸留水はスキンケア成分として、また香りは香水にも用いられる高価な成分です。
ネロリの蒸留水とマカデミアナッツオイル、セサミオイルでクリーム素地を作り、香りはマンダリンオレンジ精油、ベルガモット精油、ベンゾイン精油、ネロリ精油をブレンドしました。
ネロリの香りは、ストレスから解放し安心感をもたらし、幸せを感じるホルモン「セロトニン」の分泌を促すといわれています。思春期のイライラ、妊娠中の不安、PMSや更年期時のストレスにもお勧めです。香りだけでなく、肌を整えアンチエイジングに、また妊娠線の予防クリームにも多用される、まさに女性の味方の成分です。
肌にのせた際、最初に香るのはマンダリンオレンジ精油、これは万人に愛される甘い香り。心を鎮め、肌の上では皮膚軟化作用があり、妊娠線予防にも良いと言われています。
紅茶アールグレイの香り付けで有名なベルガモットの香りは、不眠や情緒不安定、ストレス時に心を落ち着かせると言われています。肌にのせると、消臭効果やオイリー肌にもお勧めです。本品では「光毒性」を避けるため「フロクマリンフリー」のベルガモット精油を配合しています。
最後に香るのはベースノートのベンゾイン（安息香）精油、バニラに似た甘い香りでこれもストレス緩和の精油として親しまれています。肌には、アカギレから保護したり、老化肌や傷を癒す作用があるといわれています。
これら３つの精油にネロリ精油をプラスし仕上がった香りは、最初は甘く爽やかなオレンジの柑橘系が香り、次にベンゾインの落ち着いた甘さが加わり、嫌みのないなんとも豊かな気持ちになります・・・。
新生活や日常のストレス時に、また妊娠線予防から更年期の気持ちを前向きにしたい時、お風呂上がりに全身にお使い頂けると嬉しいです。
お届けは3月１６日から順次を予定しています。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。